コマンドリファレンス#

haniwers で利用できる主要なコマンドについて解説します。

測定ワークフロー関連コマンド#

データ収集は、主に以下の4つのコマンドを順番に実行することで進められます。

1. haniwers scan#

目的: 検出器の最適な閾値(スレッショルド)を見つけるための測定を行います。

基本的な使い方:

haniwers scan

概要: 電圧を少しずつ変えながら、各電圧値での宇宙線イベント数を測定します。結果は threshold_scan.csv のようなファイル名で保存されます。測定範囲や時間はオプションで変更可能です。


2. haniwers fit#

目的: scan の測定結果を元に、統計的な計算を行い、最適な閾値を推奨します。

基本的な使い方:

haniwers fit <scan結果のディレクトリ名>

概要: スキャン結果のカーブをエラー関数でフィッティングし、ノイズと信号の境界となる最適な閾値を \(1 \sigma\), \(3 \sigma\), \(5 \sigma\) などの信頼度水準で出力します。


3. haniwers vth#

目的: fit で推奨された閾値を、実際に検出器に設定します。

基本的な使い方:

haniwers vth

概要: カレントディレクトリにある thresholds_latest.csvfit コマンドで生成される)を読み込み、検出器の各チャンネルに閾値を書き込みます。チャンネルと値を個別に指定することも可能です。


4. haniwers daq#

目的: 設定された閾値で、本番のデータ収集(Data Acquisition)を開始します。

基本的な使い方:

haniwers daq

概要: データ収集を開始し、結果を YYYmmdd/ のような日付のディレクトリに保存します。設定は daq.toml ファイルでカスタマイズできます。